コロナ専門家有志の会 | COVID-PAGE
有志の会の尾身です。2020年4月にこの活動を発足させて以降、有志の会メンバーは、それぞれの持ち場で対策に尽力しつつ、不定期ながら情報発信に努めてきました。皆様には私たちの活動をご支援くださり、本当にありがとうございます。 私が4月5日に初めて書いた記事で、「日本がこれまで、諸外国に比べて感染拡大を緩やかに抑えてこられたのは、皆様のご協力があったからこそです」と述べました。 私は今も全く同じ気持ちを持っています。有志の会を代表して、これまでの皆様のご協力に深く感謝を申
有志の会の河岡です。 変異した新型コロナウイルスが海外で見つかったとの報告がありましたが、「変異」とはどのようなことなのでしょうか。ここでは、感染力や病原性について、いまわかっていることをお伝えします。 Q. イギリスや南アフリカで、変異した新型コロナウイルスが見つかっています。変異とはどういう現象なのでしょうか? A. ウイルスが増殖するときに、遺伝情報がコピーされますが、変異とは、コピーされた内容が元の情報から変化することを意味しています。変異によって、常にウイルスの
海外渡航先や出張、介護施設の入居の前などに、新型コロナの検査を受けるように求められることがあるようです。 このような目的の場合、自己負担で実施する検査(自費検査)を受けることになります。 今回は、自費検査を受ける必要が生じたときにぜひ確認しておきたいポイントについてお伝えします。 自費検査は、どこで何を受ければいいの? まず、求められている新型コロナの検査の種類を確認してください。特に、海外渡航の場合、必ず、渡航予定先の日本国大使館・領事館や各国当局のホームページなどで
専門家有志の会の齋藤です。 「新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の一部を改正する政令」が公布されました(10月24日から施行)。 これにより、新型コロナの患者さんに対しての「感染症法による入院措置」(以下、入院措置)の対象が、今までよりも限定的になります。 今回は、入院措置の対象の変更点について、ポイントをお伝えします。 (本記事は、私の個人note記事(10月15日)の要約版です。よろしければ、元の記事もご覧ください。) 入院措置の
本記事は、10/12付note記事「感染リスクを高める7つの場面」の内容を更新するものです。 新型コロナウイルス感染症対策分科会(2020年9月25日、第10回)では、感染リスクを高める7つの場面を提言しました。その後、各自治体へのヒアリングなどを通して、クラスターの分析がさらに進んだことから、「5つの場面」に整理されました(2020年10月23日、第12回)。 感染リスクが高まる「5つの場面」 (新型コロナウイルス感染症対策分科会 「5つの場面」に関する分科会から
専門家有志の会の中島です。 PCR検査の対象を無症状の市民にも拡大すべきとの声をよく聞きます。 しかし、感染症の危機管理の立場からすると、このアイデアには多くの問題があります。ここでは、感染防止対策と検査の考え方について、ぜひ知ってもらいたいポイントをお伝えします。 (本記事は、BuzzFeedの岩永記者による取材記事 ・10/7更新の要約版となります。よろしければ元の記事もご覧ください) 検査対象者の3つのカテゴリー 政府に対策を助言する専門家組織「新型コロナウ