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#感染時に備えよう 「軽症者」になったらすること

# 感染時に備えよう シリーズでは、これまで、体調が悪いときにすることや、ご自身や家族が重症化したときのことを話し合っておく大切さをお話してきました。 今回は、ご自身やご家族が「軽症者」と判断されたときの対応についてお伝えします。

新型コロナに感染したとわかって、宿泊施設や自宅で過ごす場合、不安や心配も大きいですよね。厚生労働省から全国の自治体向けに、重症化につながる症状の目安が通知されました。そこで、皆さんにも知っていただきたい大切なポイントをお伝えします。

軽症の場合、どこで療養するの?

新型コロナに感染した人の中には、症状が軽い方や、症状が出ない方もいます。医師が「入院の必要はない」と判断した場合、都道府県が用意した宿泊施設や自宅での療養となります※(「軽症者等の宿泊施設や自宅での療養に関するQ&A」厚生労働省事務連絡 2020年4月24日)。
※重症化のおそれが高い方(高齢者、基礎疾患のある方、妊娠している方など)は除く

地域にもよりますが、基本は都道府県が用意した研修施設やホテルといった宿泊施設での療養を優先します。お子さんの世話などの事情があり、本人が希望した場合には、自宅で療養となります(「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養又は自宅療養の考え方について 」厚生労働省事務連絡 2020年4月23日)。どちらで療養する場合も、症状に変化があった場合は、必要な医療が受けられます。療養の際は、緊急時の連絡先を、よく確認しておくようにしましょう。 

とはいえ、「療養」のイメージがわかない人も多いのではないでしょうか?次に、宿泊施設や自宅での過ごし方についてお話します。 

宿泊施設での療養

滞在先で、看護師による健康管理や、食事の提供などを受けます。基本的には、宿泊費や食費はかかりませんが、タオルなどの日用品はご自身で準備・購入することになります。

感染拡大を防ぐため、家族や友人との面会はできません。

過ごし方や費用は、滞在先によって詳細が異なります。宿泊施設を利用する際、よく確認するようにしましょう。

自宅での療養

外出せずに、自宅(できれば個室)で過ごしてください。定期的に、保健所などが健康状態を確認しますので、ご協力お願いいたします。

家族や同居者への感染拡大を防ぐ重要なポイントは、次の4点です。

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重症化を防ぐ!13の症状チェックリスト

「療養中、体調が急に悪くなったらどうしよう」と思う方も多いと思います。

実際に、状態が急変する場合があることもわかってきました。
そこで、厚生労働省は、ご自身や家族・同居者が体調をチェックできるように、緊急性の高い13の症状チェックリストをまとめました(「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養・自宅療養における健康観察における留意点について」厚生労働省事務連絡 2020年4月27日)。 

これは、全国の自治体が療養される方に渡す資料のひな型として、厚生労働省がつくった案です。その内容をご紹介します。

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療養中は、毎日の体調の変化(せき、全身のだるさ、嘔吐や下痢など)を、一日2回ほど保健所や看護師に報告していただきます。症状や状態によっては、一日に3~4回、報告をお願いすることもあります。報告の回数・タイミングは、保健所や看護師の指示に従ってください。

そして、もし、上の13項目のチェックリストに該当する症状が一つでもあったときには、すぐに次の窓口に連絡してください。

宿泊療養の場合:宿泊施設(ホテルなど)に配置された看護師など
自宅療養の場合:各都道府県などの連絡・相談窓口
※連絡先は、療養するときによく確認しておきましょう!

新型コロナに感染したらどんな過ごし方になるのか、事前に確認しておくことはとても重要です。この機会に、ぜひ頭の片隅に留めておいてください。

そして、ご自身や周りの方が宿泊療養または自宅療養になった場合は、チェックリストをご活用ください。早めに体調変化に気づくことで、重症化の防止につながります。

クラスター対策に関する詳しい情報は新型コロナクラスター対策専門家( @ClusterJapan) へ。
感染拡大を防ぐために役立つ動画をはじめ、政府や自治体による助成金・支援金制度の詳しい情報は内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策」のウェブサイト へ。

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