見出し画像

緊急事態宣言で変わること・変わらないこと(4/7更新版)

※この情報は更新されています。最新版は「全地域の皆さまへ 緊急事態宣言で変わること・変わらないこと(4/16更新版)」をご参照ください。

専門家有志の会です。
本日、総理大臣から、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発令されました。これを受けて、4/6-23:42に公開した情報を更新しました。

感染拡大を警戒しなければならない地域として、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の計7都府県が選定されました。

「緊急事態宣言」に基づく緊急事態措置を実施する期間は、現時点では、2020年4月7日から5月6日までの見込みです。

あらためて、これからの皆さんの生活で気をつけていただきたいことをご説明します。あわてず、工夫しながら普段の生活を続けることが大切です。
落ち着いて、お住まいの都府県からの詳しい情報を待ちましょう。

▶緊急事態宣言で指定された7都府県にお住まいの方へ

#3密回避と接触8割減と外出1回

画像1

これまでと変わらないのは、
「3密(密集・密閉・密接の重なるところ)」を避けること、大声を出さないことです。これまで以上に、徹底して取り組んでください。

みなさまへの新たなお願いは2つあります。

1つ目は、「人との接触を8割減らす」ことです。
例えば、人と会う時は、近い距離で会う人が一日に10人だった場合、2人までを目安にしてください。

2つ目は、やむを得ず人に接触するような外出は、一日に1回程度が目安だとお考え下さい。不要不急の外出を避け、食料品の買い出し、通院、行く必要のある仕事程度にとどめてください。お一人での散歩やジョギングなど、人との距離が離れた屋外での活動は、問題ありません。運動不足にならないように注意して下さい。

▶緊急事態宣言で指定された7都府県から他の地域への移動を考えている方へ

#とどまって守ろう

画像2

地域によっては、都市部のような医療提供体制がないところもあるほか、このウイルスへの準備がまだ十分ではないところもあります。

しかし、「3密(密集・密閉・密接)」を避けきれなかった人のなかには、気がつかないうちに感染している人がおり、そのような人々が、大勢、他の地域に移動すると、次のようなことにつながります。

①出かけた地域で、他の人に感染を広げます。
②出かけた地域の医療従事者や保健所・行政に大きな負担をかけます。

7都府県にお住まいの方は、「 #3密回避と接触8割減と外出1回 」 を守っていれば、普通の生活で感染するリスクは低い状態です。

やむを得ず、7都府県以外の地域に出向く場合、出かけた先では約2週間ほど、他の人と距離を保った生活を送ってください。

これは、海外から日本に入国・帰国された方が、人と接しないようにしながら約2週間の健康観察を行ったのと同じようなことです。

どうか不要不急の帰省は、やめてください。

海外では、感染に気づかなかった子どもによって親が感染し、亡くなった例などが報告されています。今後、日本でそのようなことが起きないことを願って止みません。

みなさまが、今いる場所・地域にとどまっていることで、感染拡大を防ぎ、人の命と医療を守っています。このことをぜひ深く胸に刻んで下さい。

▶︎40道府県にお住まいの方へ

#7都府県以外もゆるまないで

画像3

今回の緊急事態宣言では指定されなかった40道府県も、感染の状況次第では、今後、対象になる可能性もあります。常に新しい情報を収集して、準備をお願いします。

40道府県にお住まいの方も、「3密(密集・密閉・密接の重なるところ)」を避けること、大声を出さないことを徹底して下さい。その地域での感染拡大の状況をみながら、活動できる内容は変化していきます。お住まいの自治体からの情報を確認し、感染拡大のリスクの低い活動については注意しながら実施してください。


クラスター対策に関する詳しい情報は厚生労働省の新型コロナクラスター対策専門家( @ClusterJapan) へ。
<主な修正点>
*「緊急事態宣言」に基づく緊急事態措置を実施する期間を明記しました。
*行っても良い活動として、「人との距離が離れた屋外での活動」を追加しました。
*やむを得ず、7都府県以外の地域に出向いた場合の注意事項として、出かけた先で約2週間ほど他の人と距離を保った生活を送ることを追記しました。
*不要不急の帰省をやめてもらうことを追記しました。
*40道府県にお住まいの方への注意事項を追記しました。