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新型コロナの治療薬の注意点は?

今日は「治療薬の開発等について」お話しします。これは、専門家会議による4月22日付の提言で、私(有志の会、大曲貴夫)が、もっとも大事だと思うポイントです。

いまのところ、コロナには有効な治療薬がありません。それはどういうことなのか。「みなさんに誤解なく理解してもらいたいこと」を、お話します。

コロナ治療薬について知るべきポイント
・治療薬は、既存の薬を例外的に使用している
・あわせて治療薬の研究を進めている
・やみくもにサプリや薬を試すのは「危険」
・治療法は主治医とよく相談し、方針を決める

現在は既存の薬を例外的に用いている

いまのところ、コロナには有効な治療薬がありません。そのため、既に使われている薬から、効果がありそうなものを選び投与しています。これは例外的な対応です。日本感染症学会のガイドラインを参考に、「病院の許可」と「患者さんの同意」を頂き、「医師の判断」により投与しています。

しかし、治療薬の中には重い副作用をもたらしたり、ひょっとしたら効果がないものもあります。どういう人が重症化するのか、どの治療薬が適切なのかも、まだ手探りの状態です。

治療薬の研究は現在進行中

そのため、例外的な対応の結果をしっかり検証でき、国際的にも比較しなければなりません。重症化しやすい方の特徴や、投与した薬の影響など、情報を収集して、研究することが大切です。このため、私が所属する国立国際医療研究センターが中心となって、カルテなどの情報を集めて分析する研究も進めています。

主治医と相談して治療法を決めよう

治療法や研究については、主治医とよく相談してください。

みなさん、とても不安なお気持ちかと思います。ですが、やみくもにサプリメントや薬を試すことには危険が伴います。どうかご注意ください。

新型コロナは、人類が未経験の病気です。治療法を含めて、まだわからないことだらけです。しかし、なんとか一日でも早く、治療方法を確立しなければなりません。私達はこれからも努力を続けていきます。

あやふやな治療法を試す前に、しっかりと主治医と相談をしながら、治療をすすめてください。ひとりひとりが冷静になって、行動をすることがとても大事です。

周囲の方にも、ぜひこの情報をつたえてください。ご協力、よろしくお願いいたします。

コロナ治療薬について知るべきポイント
・治療薬は、既存の薬を例外的に使用している
・あわせて治療薬の研究を進めている
・やみくもにサプリや薬を試すのは「危険」
・治療法は主治医とよく相談し、方針を決める
クラスター対策に関する詳しい情報は厚生労働省の新型コロナクラスター対策専門家( @ClusterJapan) へ。
感染拡大を防ぐために役立つ動画をはじめ、政府や自治体による助成金・支援金制度の詳しい情報は内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策」のウェブサイト へ。
コロナ収束のための拡散を!
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政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された専門家の有志の会です。全世代のみなさまに拡散してほしいメッセージをお知らせしています。一人でも多くの方に私たちのメッセージが伝わり「秒で理解、秒で拡散」されるよう努めます。ともに困難を乗り越えましょう。

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専門家からのメッセージ
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